Microsoft Edge - 更新ポリシー

最新バージョンの Microsoft Edge には、Microsoft Edge の更新方法と更新タイミングを制御する場合に使用できる以下のポリシーが含まれています。

Microsoft Edge で利用できる他のポリシーについては、 Microsoft Edge ブラウザー ポリシーのリファレンス

注意

この記事は、Microsoft Edge バージョン 77 以降に適用されます。

利用可能なポリシー

これらの表には、Microsoft Edge のこのリリースで利用できる更新関連のグループ ポリシーがすべて示されています。特定のポリシーの詳細を確認するには、表内のリンクを使用してください。
アプリケーション基本設定
プロキシ サーバーMicrosoft Edge WebView

アプリケーション

ポリシー名キャプション
InstallDefaultインストールの既定の動作を許可する
UpdateDefault更新ポリシーのオーバーライドの既定値
Installインストールを許可する (チャネル別)
Update更新ポリシーのオーバーライド (チャネル別)
AllowsxsMicrosoft Edge でのブラウザーの同時実行エクスペリエンスを許可する
CreateDesktopShortcutDefaultインストール時にデスクトップ ショートカットの作成を禁止する (既定)
CreateDesktopShortcutインストール時にデスクトップ ショートカットの作成を禁止する (チャネル別)

基本設定

ポリシー名キャプション
AutoUpdateCheckPeriodMinutes自動更新チェック期間のオーバーライド
UpdatesSuppressed自動更新チェックを停止する 1 日あたりの時間帯

プロキシ サーバー

ポリシー名キャプション
ProxyModeプロキシ サーバーの設定をどのように指定するかを選択する
ProxyPacUrlプロキシ .pac ファイルへの URL
ProxyServerプロキシ サーバーのアドレスまたは URL

Microsoft Edge WebView

ポリシー名キャプション
Installインストールを許可する
Update更新ポリシーのオーバーライド
TargetVersionPrefixターゲット バージョンのオーバーライド

アプリケーション ポリシー


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InstallDefault

インストールの既定の動作を許可する

Microsoft Edge Update 1.2.145.5 以降

説明

Microsoft Edge Update が使用されている場合に、すべてのチャネルの既定の動作を指定して、Microsoft Edge の更新プログラムを許可またはブロックすることができます。

特定のチャネルに対して 'インストールを許可する' ポリシーを有効にして、個々のチャネルでこのポリシーよりも優先させることができます。

このポリシーを無効にした場合、Microsoft Edge Update による Microsoft Edge のインストールがブロックされます。これは、ユーザーが Microsoft Edge Update を実行していて、'インストールを許可する' ポリシーを構成していない場合にのみ、Microsoft Edge ソフトウェアのインストールに影響します。

このポリシーによって、Microsoft Edge Update が実行できなくなったり、ユーザーが他の方法を使用して Microsoft Edge ソフトウェアをインストールできなくなったりすることはありません。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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UpdateDefault

更新ポリシーのオーバーライドの既定値

Microsoft Edge Update 1.2.145.5 以降

説明

Microsoft Edge で利用できる更新プログラムを Microsoft Edge Update で処理する方法について、すべてのチャネルを対象とした既定の動作を指定できます。これらの動作は、'更新ポリシーのオーバーライド' ポリシーを特定のチャネルに対して指定することによって、チャネルごとにオーバーライドすることができます。

このポリシーを有効にした場合、Microsoft Edge Update では、以下のオプションの構成方法に従って Microsoft Edge の更新プログラムを処理します。
- 常に更新を許可する: 定期的な更新チェックまたは手動更新チェックで検出された場合に、更新プログラムを必ず適用します。
- 自動サイレント更新のみ: 更新プログラムは、定期的な更新チェックで検出された場合にのみ適用されます。
- 手動更新のみ: 更新プログラムは、ユーザーが実行した手動更新チェックで検出された場合にのみ適用されます
- 更新を無効にする: 更新プログラムは適用されません。

手動更新を選択した場合は、アプリの手動更新メカニズムを使用して、必ず定期的に更新プログラムをチェックしてください (手動更新メカニズムが利用できる場合)。更新を無効にした場合は、定期的に更新プログラムをチェックして、ユーザーに配布してください。

このポリシーを有効にせず、構成しなかった場合、Microsoft Edge Update では、'更新ポリシーのオーバーライド' ポリシーの指定に従って利用可能な更新プログラムを処理します。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000003
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Install

インストールを許可する

Microsoft Edge Update 1.2.145.5 以降

説明

Microsoft Edge Update を使用して Microsoft Edge チャネルをインストールできるかどうかを指定します。

チャネルに対してこのポリシーを有効にした場合、ユーザーは Microsoft Edge Update を使用して、Microsoft Edge の該当するチャネルをインストールすることができます。

チャネルに対してこのポリシーを無効にした場合、ユーザーは Microsoft Edge Update を使用して、Microsoft Edge の該当するチャネルをインストールすることはできません。

チャネルに対してこのポリシーを構成しなかった場合、'インストールの既定の動作を許可する' ポリシーの構成に従って、ユーザーが Microsoft Edge Update を使用して Microsoft Edge の該当するチャネルをインストールできるかどうかが決まります。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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Update

更新ポリシーのオーバーライド

Microsoft Edge Update 1.2.145.5 以降

説明

Microsoft Edge で利用できる更新プログラムを Microsoft Edge Update でどのように処理するかを指定します。

このポリシーを有効にした場合、Microsoft Edge Update では、以下のオプションの構成方法に従って Microsoft Edge の更新プログラムを処理します。
- 常に更新を許可する: 定期的な更新チェックまたは手動更新チェックで検出された場合に、更新プログラムを必ず適用します。
- 自動サイレント更新のみ: 更新プログラムは、定期的な更新チェックで検出された場合にのみ適用されます。
- 手動更新のみ: 更新プログラムは、ユーザーが実行した手動更新チェックで検出された場合にのみ適用されます (アプリによっては、このオプション用のインターフェイスがない場合もあります)
- 更新を無効にする: 更新プログラムは適用されません。

手動更新を選択した場合は、アプリの手動更新メカニズムを使用して、必ず定期的に更新プログラムをチェックしてください (手動更新メカニズムが利用できる場合)。更新を無効にした場合は、定期的に更新プログラムをチェックして、ユーザーに配布してください。

このポリシーを有効にせず、構成しなかった場合、Microsoft Edge Update では、'更新ポリシーのオーバーライドの既定値' ポリシーの指定に従って利用可能な更新プログラムを処理します。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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Allowsxs

Microsoft Edge でのブラウザーの同時実行エクスペリエンスを許可する

Microsoft Edge Update 1.2.145.5 以降

説明

このポリシーを使用すると、ユーザーは Microsoft Edge (Edge HTML) と Microsoft Edge (Chromium ベース) を同時に実行できます。

このポリシーを "未構成" に設定した場合、Microsoft Edge (Chromium-based) 安定チャネルと 2019 年 11 月のセキュリティ更新プログラムをインストールすると、Microsoft Edge (Edge HTML) が Microsoft Edge (Chromium ベース) に置き換わります。これは、"無効" に設定した場合と同じ動作です。

"無効" に設定した場合、同時実行エクスペリエンスがブロックされ、Microsoft Edge (Chromium-based) 安定チャネルと 2019 年 11 月のセキュリティ更新プログラムをインストールすると、Microsoft Edge (Edge HTML) が Microsoft Edge (Chromium ベース) に置き換わります。これは、"未構成" に設定した場合と同じ動作です。

このポリシーを "有効" に設定した場合、Microsoft Edge (Chromium-based) をインストールすると、Microsoft Edge (Chromium-based) と Microsoft Edge (Edge HTML) を同時に実行できます。

このグループ ポリシーを有効するには、Windows Update による Microsoft Edge (Chromium-based) の自動インストールが行われる前に、ポリシーを構成する必要があります。注意: ユーザーは、Microsoft Edge (Chromium-based) Blocker Toolkit を使用して、Microsoft Edge (Chromium-based) の自動更新をブロックできます。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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CreateDesktopShortcutDefault

インストール時にデスクトップ ショートカットの作成を禁止する (既定)

Microsoft Edge Update 1.3.128.0 以降

説明

Microsoft Edge をインストールする場合に、デスクトップ ショートカットを作成する既定の動作をすべてのチャネルについて指定できます。

このポリシーを有効にすると、Microsoft Edge がインストールされた場合にデスクトップ ショートカットが作成されます。
このポリシーを無効にすると、Microsoft Edge がインストールされた場合にデスクトップ ショートカットは作成されません。
このポリシーを構成しない場合は、インストール中に Microsoft Edge のデスクトップ ショートカットが作成されます。
Microsoft Edge がインストール済みの場合は、このポリシーの影響はありません。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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CreateDesktopShortcut

インストール時にデスクトップ ショートカットの作成を禁止する

Microsoft Edge Update 1.3.128.0 以降

説明

このポリシーを有効にすると、Microsoft Edge がインストールされた場合にデスクトップ ショートカットが作成されます。
このポリシーを無効にすると、Microsoft Edge がインストールされた場合にデスクトップ ショートカットは作成されません。
このポリシーを構成しない場合は、インストール中に Microsoft Edge のデスクトップ ショートカットが作成されます。
Microsoft Edge がインストール済みの場合は、このポリシーの影響はありません。

チャネルに対してこのポリシーを構成しない場合、'CreateDesktopShortcut default' ポリシーの構成によって、Microsoft Edge のインストール時のショートカットの作成が決定されます。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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基本設定 ポリシー


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AutoUpdateCheckPeriodMinutes

自動更新チェック期間のオーバーライド

Microsoft Edge Update 1.2.145.5 以降

説明

有効にした場合、このポリシーによって、自動更新チェックの最小間隔の値 (分単位) を設定できます。有効にしなかった場合、自動更新チェックでは、既定で 10 時間ごとに更新が確認されます。

すべての自動更新チェックを無効にする場合は、値を 0 に設定します (推奨しません)。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000578
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UpdatesSuppressed

自動更新チェックを停止する 1 日あたりの時間帯

Microsoft Edge Update 1.3.33.5 以降

説明

このポリシーを有効にした場合、更新チェックは毎日指定の時刻 (時:分) に停止され、一定の期間、更新チェックが行われなくなります (分単位)。この期間では夏時間が考慮されません。たとえば、開始時間が 22:00、期間が 480 分の場合、その期間内で夏時間の開始や終了が発生しても、更新は正確に 8 時間停止されます。

このポリシーを無効にした場合または構成しなかった場合、更新チェックが一定期間停止されることはありません。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
duration   : 0x0000003c
start hour : 0x00000001
start min  : 0x00000002
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プロキシ サーバー ポリシー


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ProxyMode

プロキシ サーバーの設定をどのように指定するかを選択する

Microsoft Edge Update 1.3.21.81 以降

説明

Microsoft Edge Update で使用されるプロキシ サーバーの設定を指定できます。

このポリシーを有効にした場合、以下のプロキシ サーバーのオプションを選択できます。
- プロキシ サーバーを使用せず、常に直接接続することを選択した場合、他のオプションはすべて無視されます。
- システム プロキシ設定を使用するか、プロキシ サーバーの自動検出を選択した場合、他のオプションはすべて無視されます。
- 固定サーバー プロキシ モードを選択した場合、'プロキシ サーバーのアドレスまたは URL' で追加のオプションを指定できます。
- .pac プロキシ スクリプトの使用を選択した場合、'プロキシ .pac ファイルの URL' でスクリプトの URL を指定する必要があります。

このポリシーを有効にした場合、組織内のユーザーは Microsoft Edge Update でプロキシ設定を変更できません。

このポリシーを無効にした場合または構成しなかった場合、プロキシ サーバーの設定は構成されませんが、組織内のユーザーは Microsoft Edge Update で独自のプロキシ設定を選択できます。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
fixed_servers
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ProxyPacUrl

プロキシ .pac ファイルへの URL

Microsoft Edge Update 1.3.21.81 以降

説明

プロキシ自動構成 (PAC) ファイルの URL を指定できます。

このポリシーを有効にした場合、PAC ファイルの URL を指定して、特定の Web サイトを取得するための適切なプロキシサーバーを Microsoft Edge Update で選択する方法を自動化できます。

このポリシーが適用されるのは、'プロキシ サーバーの設定をどのように指定するかを選択する' ポリシーで手動によるプロキシ設定を指定した場合のみです。

'プロキシ サーバーの設定をどのように指定するかを選択する' ポリシーで手動以外のプロキシ設定を選択した場合は、このポリシーを構成しないでください。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
https://www.microsoft.com
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ProxyServer

プロキシ サーバーのアドレスまたは URL

Microsoft Edge Update 1.3.21.81 以降

説明

Microsoft Edge Update で使用するプロキシ サーバーの URL を指定できます。

このポリシーを有効にした場合、組織内の Microsoft Edge Update が使用するプロキシ サーバーの URL を設定できます。

このポリシーが適用されるのは、'プロキシ サーバーの設定をどのように指定するかを選択する' ポリシーで手動によるプロキシ設定を選択した場合のみです。

'プロキシ サーバーの設定をどのように指定するかを選択する' ポリシーで手動以外のプロキシ設定を選択した場合は、このポリシーを構成しないでください。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
https://www.microsoft.com
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Microsoft Edge WebView ポリシー


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InstallPolicy

インストールを許可する

Microsoft Edge Update 1.3.127.1 以降

説明

Microsoft edge の更新プログラムを使用して、Microsoft Edge WebView をインストールできるかどうかを指定できます。

-このポリシーを有効にすると、ユーザーは microsoft edge の更新プログラムを使用して Microsoft Edge WebView をインストールできます。
-このポリシーを無効にすると、ユーザーは microsoft edge の更新プログラムを使用して Microsoft Edge WebView をインストールすることはできません。
-このポリシーを構成していない場合、[インストールを許可する] の既定のポリシー構成では、ユーザーが microsoft edge WebView を使用して microsoft edge 更新プログラムをインストールできるかどうかを決定します。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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UpdatePolicy

更新ポリシーのオーバーライド

Microsoft Edge Update 1.3.127.1 以降

説明

Microsoft Edge WebView の自動更新を有効にするかどうかを指定できます。Microsoft Edge WebView は、アプリケーションが Web コンテンツを表示するために使用するコンポーネントです。
既定では、自動更新が有効になっています。Microsoft Edge WebView の自動更新を無効にすると、このコンポーネントに依存するアプリケーションで互換性の問題が発生する可能性があります。

このポリシーを有効にした場合、Microsoft Edge Update は、次のオプションの構成方法に従って、Microsoft Edge WebView の更新プログラムを処理します。
- 常に更新を許可する: 更新プログラムは自動的にダウンロードされて適用されます
- 更新は無効: 更新プログラムのダウンロードまたは適用は行われません

このポリシーを有効にしない場合、更新プログラムは自動的にダウンロードされて適用されます。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
0x00000001
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TargetVersionPrefix

ターゲット バージョンのオーバーライド

Microsoft Edge Update 1.3.127.1 以降

説明

このポリシーを有効にして自動更新を有効にすると、Microsoft Edge WebView はこのポリシー値で指定されたバージョンに更新されます。
ポリシー値は、83.0.499.12 のように、特定の Microsoft Edge WebView のバージョンである必要があります。デバイスに指定の値より新しいバージョンの Microsoft Edge WebView がある場合、Microsoft Edge WebView は新しいバージョンのままとなり、指定されたバージョンにダウングレードされることはありません。

指定されたバージョンが存在しない場合、または正しく書式設定されていない場合、Microsoft Edge WebView は現在のバージョンのままとなり、将来のバージョンに自動的に更新されません。

Windows の情報と設定

グループ ポリシー (ADMX) 情報
Windows レジストリの設定
サンプル値:
1.3.127.1
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関連項目